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ろうそくの灯りが生んだダイヤモンド

ろうそくの灯りが生んだダイヤモンド

FEATURE01:アンティークな輝き

ろうそくの灯のもとで輝くダイヤモンド|cobacoのアイテムができるまで

電灯が発明される以前、人々がまだろうそくの灯りで夜を過ごしていた16世紀はじめ。ローズカットダイヤモンドが考案されます。当時、ヨーロッパでは、夜会と呼ばれるパーティーが毎夜のように開かれ、貴族たちが集い、音楽が鳴り、舞踏会が催され、バレエやオペラ、芝居に興じました。

ろうそくの灯のもとで輝くダイヤモンド|cobacoのアイテムができるまで

ろうそくの灯りのもとで幻想的な輝きを放つことから、ローズカットダイヤモンドは夜会に集う王族や貴族の間でたちまち人気を獲得していきます。控え目ながらも上品で奥ゆかしいきらめきは人々の心を魅了しました。

ローズカットが考案された当時、光の屈折率や分散を利用した現代的な輝きはまだ発見されていません。夜会に集まった王族や貴族たちを魅了したのは、シンチレーション(鏡面反射)と呼ばれるダイヤモンドの表面に施されたカット面に光が反射して生まれる輝き。

できるだけたくさんの光を反射できるよう、ローズカットダイヤの表面は三角の面ですべて覆われています。現在主流となっているブリリアントカットダイヤモンドとは趣きの異なる、控えめで奥ゆかしい、うるうるとした輝きを持っています。

FEATURE02:特別感のあるサイズ

Holiday Season Limited Collection『選べるダイヤモンドで展開しているローズカットダイヤモンドをあしらったコンビジュエリー。 同じくローズカットダイヤモンドをあしらったベーシックラインのアイテムと比較しながらその特徴をご紹介します。

 ろうそくの灯のもとで輝くダイヤモンド|cobacoのアイテムができるまで

まずは、ダイヤモンドのサイズ。一方が日常使いを意識した「0.02ct」というサイズに対し、『選べるダイヤモンド』で展開しているローズカットダイヤモンドはより特別感のあるサイズ感に。「0.04ct」と「0.09ct」、2サイズで展開しています。

 ろうそくの灯のもとで輝くダイヤモンド|cobacoのアイテムができるまで

そもそもダイヤのサイズに違いがあることに加え、プラチナ枠でふせこまれていることもあり、実際のサイズ感よりもひと回り、ふた回り大きく感じられます。

FEATURE03:歴史的な技法から

ろうそくの灯のもとで輝くダイヤモンド|cobacoのアイテムができるまで

18世紀から19世紀初頭にかけて、石枠にふせこまれたダイヤモンドの輝きを強くするために、宝石と台座のあいだに銀箔のような金属箔などを忍びこませて石留めを行う「フォイルバック」という技法がよく使われました。当時のローズカットダイヤモンドの多くもフォイルバックで仕立てられます。いまでもアンティークジュエリーにその姿をみることができます。

 ろうそくの灯のもとで輝くダイヤモンド|cobacoのアイテムができるまで

「フォイルバック」にヒントを得、トップのみプラチナ枠を用いることに。ダイヤモンド全体を真白いプラチナでふせこむように石留め。天然のフォイルバック状態をつくり出そうと考えたわけです。

 ろうそくの灯のもとで輝くダイヤモンド|cobacoのアイテムができるまで

ちなみに、ゴールドの石枠にダイヤモンドをセッティングしているベーシックラインのローズカットダイヤモンドジュエリーでは、フォイルバックの代わりに底面に光穴を設けることでダイヤモンドの表情が出やすくなるよう仕立てています。

FEATURE04:ダイヤモンドの存在感

ろうそくの灯のもとで輝くダイヤモンド|cobacoのアイテムができるまで

コレクションアイテムとベーシックラインのアイテムに求める役割の違いを考慮し、ダイヤモンドの存在感にコントラストをつけました。リングを真横から比べてみるとその違いがよくわかります。

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一方は、ダイヤモンドを留めているトップの高さを極力抑え、より日常使いを意識したデザインに。コレクションアイテムでは、よりダイヤモンドの存在感が感じられるバランスを求め、ゴールドのアームにプラチナのトップをのせたかたちに仕立てています。もちろん、リングトップは角が一切ないかたちにし、引っかかりなどがでないよう配慮しています。