我が家には4匹の猫が暮らしています。
見た目は気品溢れる美人だが、ちょっと気に食わないことがあるとすぐにパンチを繰り出してくる凶暴性を持ち合わせている長女。24時間隙があらば飼い主の膝、脇、腹に乗りかかってこようとする甘えん坊が過ぎる次女。「アイドルグループのセンターこそが私のポジション」と信じて疑わず、可愛さをこれでもかと振りまいてくる(押し付けてくる)自己肯定感の強い陽キャな三女。飼い主の言葉にも耳を傾ける聡いところがある一方、いつもと違うことがあるとすぐにパニックになってしまうビビリな一面もある末っ子長男。
彼らと暮らしていると、努めて個性的であろうとせずとも、皆おのずからユニークな存在なのだと気付かされます。そして、ともに暮す時間が長くなればなるほど、距離が近づけば近づくほど、新しい一面を見せてくれます。先日は末っ子長男が新しい居眠りポーズ(ちょうど阿波おどりのようなアクロバティックなポーズ)を披露してくれました。
そういえば近ごろ、長女がお気に入りの窓辺にいるのをあまり見かけなくなりました。すこし高い位置にあるその窓辺に何度か飛び移ろうとは試みるものの、結局億劫になって諦めてしまっている様子。10歳を超えて脚力に自信がなくなってきたのかもしれません。近々、窓辺の壁にステップを設けようかと考えています。窓辺に彼女がいるいつもの風景がまた戻ってくるように。